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コラム

Tag:慰謝料

  • 2021.04.09 離婚

    不貞? 慰謝料請求・離婚をする前に押さえておくべきこと

    東京地裁において妻の不貞相手の女性に対して夫からの慰謝料請求が認める判決がなされた、という報道が先日ありました。不貞とはなにか、というところを突き詰めるとかなり奥が深いものなのですが、一般的には、配偶者以外との異性と性的関係を持つこととされています。冒頭に照会した裁判例は、異性との性的関係を持つものでなくても不貞として慰謝料請求を認めた裁判例ということになります。

    今回は、不貞慰謝料請求をする際には、どのような事実を押さえておけばいいのかについて紹介していきます。

    1 性的関係を持っていることが伺われる写真等

    まさに行為の現場に遭遇して、それを押さえられればいいのですが、不貞は隠そうとするのが普通ですから、まさに現場にいって証拠となる写真を撮るといったことは現実的ではありません。

    性的行為や性的行為をしただろうと伺われる状態(上半身裸で2人がベッドで寝ているところ等)の写真等がスマホ等に残っていたり、ラブホテルに出入りするところを確認できたというのであればよいのですが、これも簡単に手に入れられる証拠でもありません。

    なやましいのは、不貞相手が(または不貞相手を)、自宅に招き入れているような場合です。悩ましいというのは、性的関係をもっていなかったとしても、自宅に招くことがありえるからです。他の人がいたか、滞在時間、訪問をした時間帯、訪問をした経緯等を踏まえながら、性的関係を持っていたといえるかを考える必要があります。

     

    2 性的関係を持っていることが伺われるメール等の履歴

    電話と違って、メール(ライン)は、やりとりの内容が記録に残っていますから性的関係を持っていることを伺わせる内容が残っていることがあります。そのため、メール(ライン)のやりとりだけであっても、不貞の証拠を押さえることができることもあります。以前、ラインのポップアップ表示された内容をみて、夫の浮気が発覚したという方がいましたので、ポップアップ表示に注意してみるという方法もありえます。

     

    3 相手の氏名・連絡先等

    配偶者に対して慰謝料請求や離婚請求をするだけであれば、必ずしも必要ではありませんが、不貞相手に慰謝料請求をするのであれば、相手の氏名や連絡先等を把握する必要があります。問題となるのは、氏名は知っていても電話番号(またはlineアカウント)しかわからない、氏名は知っているし家の場所も分かるが部屋番号がわからない(大体の住所しかわからない)場合です。この場合、電話番号等から住所を調べることが必要となります。

     

    どうでしょうか。思われているよりも押さえることが少なくともよいと思われる箇所や、そこまで押さえなくてはいけないのかと思われる箇所がなかったでしょうか。一般論としては紹介したとおりなのですが、個別具体的なケースになると、これとこれの組み合わせで、これがなくても大丈夫とか、これはあるけどこの事情があるからこれだけでは弱い等、といったことがあります。もし心配でしたら、お近くの弁護士に相談をされてみてはいかがでしょうか。

    (信田)

     

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